0
    軋轢
    ケージの中
    ケージの中の一切れの食い物
    外界から遮断されたケージの中
    蟷螂のつがいが入る中
    雄が死を悟るように
    山椒魚の幼生が水槽の中で
    血で血を洗う
    長い時が流れて
    ボロボロになった食い物だけが残った
    JUGEMテーマ:自作歌詞、自作詩

    | | 23:36 | - | - | - | ↑TOP
    0
      壁龕
      軒下の和紙状の細工
      六角形の放射模様
      穴には無数の幼虫
      規則正しく詰まってる
      アシナガバチの巣だ
      大人の拳大より大きい
      下腹に毒の塗った刃を隠して
      獲物を求めて行き帰り
      働き蜂

      暑く晴れた白昼
      大きな刃が襲う
      オオスズメバチだ
      何時も幾たびも何日も
      巣を襲う、襲う
      なすすべはない

      城は落ちた
      浪人たちよ
      主君を失い、世継ぎを失い
      城が落ちた
      残された数匹の浪人たちよ
      何処へゆく
      ぼろぼろの刃で何処へゆく

      JUGEMテーマ:自作歌詞、自作詩


      | | 11:21 | - | - | - | ↑TOP
      0
        木漏れ日
        フサフサとビロードのブラシが
        高い木の上でそよ風になびいて
        黄緑色が空高く青に溶け込む
        さわさわほんのり檜のいい香り
        葉の隙間からフラッシュのように地面に降り注ぐ
        空は青から黄色へと変わる
        そちこちでカナカナカナの音色
        とろけるような日差しが天から斜めに降りかかり
        ゆっくりと金色いろの時間が幕を閉じる

        JUGEMテーマ:自作歌詞、自作詩


        | | 13:48 | - | - | - | ↑TOP
        0
          夏の途中で
          アシナガバチが軒先を右往左往してる
          蒸し暑く晴れた日
          突然の雨、雨、雨
          ふあふあクモが軒下に糸を垂れて飛び込んだ
          慌ててカラスが巣に戻る
          遠くまで餌を探してたか
          対角線に飛んでゆく
          制空権は鳥のものだ
          どこまでゆく
          あそこの裏山かあの森か

          JUGEMテーマ:自作歌詞、自作詩


          | | 13:23 | - | - | - | ↑TOP
          0
            共存強食
            ピチッピチッピチッと小さな音
            潮の引いた干潟では小ガニが食事の真っ最中
            シギ鳥か千鳥の舞う影
            慌てたチゴガニが巣穴に戻る
            戻る巣穴を間違えて
            隣の穴のアシハラガニが捕食
            共存強食

            ミンミンゼミの音
            クヌギの樹液喫茶は今日も満席
            オオムラサキのオスが尻振って
            フェロモン出す
            隣で吸ってたオオスズメバチが
            すかさずこれを襲う
            共存強食

            何もなかった時間が経ち隣人とまた共存
            いつもの出来事、無関心な仲間
            ルールは見えない
            勝手なルールと理不尽な共存共食
            共存強食
            JUGEMテーマ:自作歌詞、自作詩


            | | 18:11 | - | - | - | ↑TOP
            0
              人知れぬ池
              柳の大木が池の辺のぬかるみで倒れてる
              いつもの見慣れたこの場所で
              昨年とも一昨年ともその装いは異なる
              岸辺の澄んだ水の陽どろみで
              産卵前の井守のオスたちが相変らず戯れている
              その傍で若い幹が新たな世代を築き挙げる
              アスファルトの隅の雑草が世代交代で
              我々に挑戦するかのように
              その沼がぬかるむことを知らないで

              JUGEMテーマ:自作歌詞、自作詩


              | | 14:16 | - | - | - | ↑TOP
              0
                初夏
                ひっそりとした森
                笹の葉が風に揺れてティンクル、ティンクルしてる
                朝早く目覚めた山峰がひと風呂浴びて湯気が出て
                沢の雪が溶けてシャーベットになって流れる
                静かな池の水面がキラキラ眩しくて
                そわそわした風がザワザワ、がやがやさせると
                何かが起こりそう
                JUGEMテーマ:自作歌詞、自作詩


                | | 17:18 | - | - | - | ↑TOP
                CALENDAR
                S M T W T F S
                  12345
                6789101112
                13141516171819
                20212223242526
                2728293031  
                << August 2017 >>
                SELECTED ENTRIES
                CATEGORIES
                ARCHIVES
                モバイル
                qrcode
                LINKS
                PROFILE